保険で貯蓄はできるのか
バブルの頃は貯蓄性の高い終身保険や養老保険が売れていたそうです。
この頃の保険は今で言うお宝保険といって本来の保障に加えて5~6%もの予定利率がついていた為、利回りがよく大変お得でした。
私も終身のガン保険や貯蓄性の高い学資保険に加入していた為、ずいぶん恩恵にあずかったものです。
ガン保険は保険会社の転換のお誘いにものらず今でもしっかり入っていますし、学資保険は子供が0歳の頃から加入して月々26600円で割引があって年間314000円程度。
314000×18年で総額5652000円を払い込み、満期で受け取ったのは700万円という実に割の良いものでした。
しかし、今現在の低金利時代、払った保険料の額より保険金が戻ってくる事などまず期待できないでしょう。
低金利に加え、保険の場合は保障の支払いなどのコストもかかってくるでしょうし、どうしてもかけた保険料より受け取る保険金は額が減ってしまうと思います。
そう考えると貯蓄代わりに終身保険や養老保険に加入するというのはあまり現実味の無い話ですね。
結論を言えばまさかの為の保障部分は掛け捨てと考えた方が良いと思います。
死亡保障などは子供の成長に伴って責任も減っていき、それに伴って必要保証額も減っていくものだから、逓減定期保険などが良いのではないだろうか。
保険の加入を考えるなら一度じっくり、ファイナンシャルプランナーに保険相談するのが良いでしょう。